釣りブームの功罪 その1

20年くらい前?バス釣りブームってのがあった。日本各地の湖でトーナメントが開催され、一般のアングラーがアルミボートや、さらには数百万のバスボートを購入し、ほぼバスに特化した釣具屋POPEYEが凄い勢いで店舗を増やし、グランダー武蔵というバス釣り漫画がコロコロコミックに連載され、テレビ東京でアニメも放映され、その中で使われるルアーが大手玩具メーカーの「バンダイ」からシリーズで発売されたりした。
PlayStationのゲームにもいくつものバス釣りゲームが発売され、自分が知る限り今まで最も盛り上がった「〇〇釣りブーム」だったと思う。
そんな中いろんなバス関係者、メーカーが人気者となり、崇拝の対象となり流派が出来、派閥が生まれた(笑)
シマノの村田基、エバーグリーンの今江克久、メガバスの伊東由紀、ダイワの並木敏成、ノリーズの田辺哲男、ゲーリージャパンの河辺裕和(敬称略)、、、、、
そして当時600人とも800人とも言われた「バスプロ」達が続々新ブランドを立ち上げ、、、、、
この有名どころ、大御所、新進気鋭のバスプロそれぞれにファンや信者がいて、一本5万円のロッドと4万円のリールのセットが飛ぶように売れ、、ルアーも品薄でプレミアがついて1500円のルアーが数万で取引されたりした。
第何次かの釣りブームと言われ始める現在、特に新規層を取り込みやすいルアーフィッシング、その中でも手軽さとターゲットの広さから各メーカーが力を入れているライトソルトゲームにバスブームと似た構造を最近感じる。
具体的には
アングラーの増加
新興メーカーの台頭
タックルの細分化、専門化、高額化
各メーカー・テスター等のカリスマ化(流派、派閥の発生)
大手メーカーの商品開発・投入強化
専門誌・ムックの創刊
等は全くバスブームの時と同じだ。
この後待ってるのは
アングラー増加によるフィールドでのトラブル増加
釣り場の減少
ブームにのったアングラーの減少
メーカーの衰退
このカテゴリーの釣り自体の衰退
となる可能性が高いバスの時はこれに合わせて外来種問題が重なり釣り場の減少に伴う業界全体の衰退が一気に進んだ。
この手のブームは自然発生的に起こるものではなく、必ず業界内にどこまで意図してるかはともかく仕掛け人がいる筈で、どこかのタイミングでメディア、メーカーが「営利企業」として動き出すことで後先考えない「今いかに儲けるか」の動きに代わっていくんだと思う。
そして、知ってか知らずかそれに乗っかる(踊らされる)一般アングラーがたくさんいて、、、、
長くなったので続き(本題)はまた後で

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