横浜アジングと外房アジングの違い

昨日の記事で外房のアジンガーの方々が横浜方面に来るようになってるようだ、と書いたが、実は自分も最初はそうだったけど、外房でのアジングに慣れていると横浜のアジングで苦労する人が結構いる。

もちろん、引き出しの多いベテランさん達はすぐにアジャストしてくるからどって事ないんだと思うけど、外房漁港のマズメ前後のボーナスステージ的な釣りに慣れたアジング暦の浅い人たちだと、初のうちは横浜アジングで悶絶する事が多い。
外房のアジングは(いろんなパターンがあるのはもちろんだけど)基本的にマヅメに地合が集中することが多く(というかそういう場所が多く)一部の常夜灯が効いているポイントのある漁港を除くと、夜中に釣れる事は殆どない。
潮流も緩いかほぼ無い港内がポイントとなることが多いので、アジングの教科書にあるような、カウントダウン→レンジキープの釣りが多いように思う。水深もそれ程深くは無いが浅くも無いので、1g~1.3g程度があればほぼ対応出来る場所が多い。
では横浜は?
自分は横浜で何箇所も知ってるわけでは無いけど、知ってる場所数箇所だけでも
ドシャロー潮流無し
シャロー激流
ディープ激流
とそれぞれタイプが違う。外房から移動してきて一番対応に苦慮するのは「激流」
自分の行ってる横浜のポイントは時間帯により緩急の差はあるけど、ひどい時はそれこそ川のように潮が流れる。逆にとまる時はピタッと止まる。
それが、数十分~数時間ごとにコロコロ変わり、さっきまでどよ~んとしていた海が気がついたら多摩川中流域並みに流れてたりする。その上川と違って、上流下流関係なく自分の右から左に流れたり、逆になったりする。通っていると、なんとなく読めるようにはなってくるが、基本的には規則性は無く、どっちに流れるかはよくわからない。
この潮流は潮の干満と合わせて、JHの通る経路が立体的に刻々と変化するという厄介な状況を生み出す。
例えば、JH1.0gで自分の正面フルキャスト、カウント20で拾えてたアジは、右→左の激流がおこると、立ち位置を右に5m位移動してJH1.3gに上げないと同じところを通せなくなる(数字は例えなので突っ込まないで)
時間がたって、同じような流れが発生したときに潮位が下がってると、さっき使ってた1.3gではすぐに根がかりするため、1.0gに戻さないと駄目だったりもする。
足場が高いと、テンションフォールで手前に寄るっていう動きも大きくなるので、前後左右上下の動きを意識して「テンションフォールで手前に寄りつつ、潮で右に流されながら沈んでいく」という3DでのJHの動きを頭の中でイメージする必要がある。
その動きの中で、ベストスポットのベストなレンジにピンポイントでJHを通すためにはどのくらい上流に、どのくらい奥に、どのくらいの速さで沈む重さのJHを投げるかをこまめに変えて数を伸ばせるようになる。
外房では、潮位やアジの活性によってJHを軽くしたり重くしたり程度はやるけど、基本的に地合のタイミングでJHをコロコロ変える必要は無い。地合が来れば、初心者でもそこそこの数は釣れる場所がいくつもある。
マヅメ以外でも夜中のうちに何回も回遊があり、その都度アジの見つけても周りの状況の変化に気を配ってアジャスト出来る人と出来ない人で一晩の釣果に差がつき易い、ベテランでも最初の一匹を釣るまで結構苦労する。ってのが外房とはまた違う横浜の面白さなのかも知れない。

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